2021/09/01 13:37


こんにちは。retricot-リトリコ-です。

今回は岐阜新聞社主催の子どものお仕事体験イベント【キッズタウンぎふ】に参加しましたのでその様子と感想を書いていきます。

【キッズタウンぎふ】とは



「キッズタウンぎふ」は年長から小学校6年生までの子どもたちを対象としたお仕事体験イベントです。

子どもが主役の街「キッズタウンぎふ」に現れた各企業ブースでの職業体験や仮想通貨のお給料を使って消費体験をすることにより、子どもたちが社会の仕組みを学ぶ事が出来ます。

各企業ブースは岐阜県の企業が中心で憧れの職業や日常では中々知りえない専門職を体験し将来の夢を描くきっかけになるのはもちろんのこと、岐阜県の魅力や産業を学べる貴重な体験イベントです。

今年は8月21日(土)・22日(日)の2日間の開催!

第1部と第2部で参加者を入れ替え、より多くの子どもたちにお仕事を体験してもらうべく、第1部は年長~小学3年生を対象に保護者の方と参加してもらい、第2部は小学4年生~6年生を対象に子どもたちだけで参加してもらいました。

3回目の開催になる今年は「サステナブル(持続可能)」がコンセプトで体験する子どもたちや保護者に向けて、岐阜県内の企業がSDGs目標の達成に向けた取り組みを紹介していました。

SDGsとは

Sustainable Development Goals」の略称で世界が“2030年までに達成すべき17の目標”です。
日本語で“持続可能な開発目標”という意味になります。
2016年から2030年の15年間で達成すべき“世界共通の目標”として、国連によって採択された取り組みです。
この目標達成に向けて行動していくことで、2030年以降も“持続可能な社会”を実現させ続けることをSDGsは目指しています。

イベント準備



子どもたちが職業体験出来つつ、サステナブルな取り組みを感じてもらえるには、何をしてもらうかを考えて、私たちのブースは「ハンカチ染め」を行う事に決定しました。

今回行うハンカチ染めはコーヒーの粉を使います。



このコーヒーの粉は一度コーヒーを淹れた後の粉で、本来であれば捨てられてしまう粉ですが、再度煮出す事によって色を出し、そこに媒染剤(ミョウバン)を入れることによってハンカチを染められます。

このハンカチ染めは私たちの本業である染色を学べつつ、のこり染の事についても学べる体験です。

のこり染とは

普段なら捨てられてしまう食べ物や植物を加工したあとに出る、のこり、捨ててしまう部分で生地を染める新しい染色方法になります。例えばブルーベリージュースをつくる際のブルーベリーを絞った後の「のこり」や、くりきんとんを作る際に出る栗の皮などから色を抽出しています。人工的に作られた色ではなく口にするもので染められたという安心感と落ち着く色合いが特徴です。
原材料は全てそれを製品の材料として使用している企業様から譲り受けたものです。
>>>のこり染について詳しくはこちら

キッズタウンぎふ開催!!



待ちに待ったお仕事体験イベント【キッズタウンぎふ】スタート!



スタートの合図と共に子どもたちは各企業ブースの体験予約をしにいき、私たちのブースにも多くの子どもたちが予約をしにきてくれて、あっという間に第1部の予約が埋まりました。



最初に私たちが勤めている「艶金」がどのような仕事をしているのか、みんなが着ている服の色はどのようにしてつけられているのかを説明しました。



使い終わったコーヒーの粉から色を抽出

抽出中はコーヒーのいい香りが漂い、子どもたちからも「いいにおい~」などの声がありました。



色を抽出している間にハンカチに豆乳を使って絵を描いてもらいました。

豆乳を使って絵を描く事により生地(ハンカチ)のタンパク質処理ができ、描いた部分だけが色濃く染まります。



抽出が終わったら媒染剤(ミョウバン)を入れます。

媒染剤(ミョウバン)を入れる事によって発色が良くなり、付いた色を落ちにくくする色止めの効果があります。



媒染剤(ミョウバン)が溶け切ったらハンカチを入れます。



ハンカチがしっかりと染まるようにかき混ぜます。



色が定着するまで20分あるので、待っている間にクイズコーナーを行いました。

何を使って染められた色なのかを当てる「のこり染クイズ」はとても盛り上がり、子どもたちも答えに興味津々でした。




20分が経過し染め終わったハンカチを自分達で洗います。



しっかりと乾燥させたらコーヒーで染めたハンカチ完成!!

世界に1枚だけのオリジナルハンカチです(*^^*)



まとめ



この2日間、特に大きなトラブルなく「キッズタウンぎふ」を終える事ができました。

当初は2日間で48人の予定でしたが、予想以上に人気があり多くの子どもたちが来てくれたので最終的に58人まで増やすことになりました。

あっという間に定員がいっぱいになった事が嬉しかったです。

メンバーみんな筋肉痛になるほどヘトヘトでしたが、とてもいい経験になりました。

体験してくれた子どもたちが成長した時に「キッズタウンぎふ」での経験を思い出してくれたら嬉しいです。

将来どんな仕事に就くか楽しみですね(∩´∀`)∩

最後まで読んでいただきありがとうございました♪